抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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生物多様性条約の中期的作業計画には「分類学の振興,世界分類学イニシアティブ」が謳われており,分類学情報の共有により,世界のどの地域でもその地域に生息する生物種を迅速・正確にモニタリングする情報キャパシティを作り上げることが重要課題となっている。そのためには生物種を同定できる人材が必要である。しかし,人材は圧倒的に不足しており,深刻な問題となっている。分類学の振興と,分類情報の公平な利用と公開を世界分類学イニシアティブと地球規模生物多様性情報機構は実施しなければならないのだが,人材が不足している。同時に,分類情報が格納されている博物館も人材不足で,コレクションの整備もうまくいっていない。このような状況の中,分類学の振興と分類学者養成の方法としてパラタクソノミスト養成講座が考えられ活動を行っている。ここでは,その活動と意義について考察した。