抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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外来魚対策の一つとして,オオクチバスとブルーギルに対する繁殖の阻止手法を紹介した。両種ともオス親が卵を保護し,育仔行動を示すが,オオクチバスはその期間が長く,ブルーギルは短い。そこで,オオクチバスに対しては人工産卵床の設置による卵や仔魚の駆除が可能である。この方法は各地で試みられてきたが,オオクチバスの産卵に適した砂利底が豊富な水域では効果が少なく,効果をあげるには砂利底が不足しているという条件が必要のようである。ブルーギルはまとまった範囲に産卵床が集まる繁殖コロニーを形成するのが普通である。そのため,対象水域における繁殖コロニーを見つけだすことが大切である。コロニーを見つけたら網を使って捕獲することができる。コロニーを見つけた際,破壊するのではなく,コロニーが形成されていた場所は誘導するための場所として残し,集まってくるものを捕獲するという考えが合理的である。