抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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PA66/GF-PA66およびGF-PPA,これらの安定剤添加/不添加グレード含むポリマーについての耐久性試験に関する技術資料のデータを用い,エージング時間・温度・走行距離に対する引張強さ・分子切断数(分子切断速度)等との関係を調べた.熱風エージング試験では引張強さ低下の推移図から分子切断速度を算出・図示し,熱水浸漬試験では,耐加水分解安定剤配合品の熱水浸漬試験温度2水準での1200hr後の相対溶液粘度を計算し,標準グレードの加水分解速度を計算した.安定剤により加水分解速度は1/3に抑制されていることなどを示した.不凍液浸漬試験では,GFグレードの分子切断数の温度依存性を算出,GF-PPAは耐熱性約20°Cアップが期待できることを示した.GFグレードの実車走行試験回収品から分子切断速度算出し,寿命予測を図示した.また,PBTについても引張り強度保持率の推移の図から分子切断数を算出,分子切断速度を求めた.これらからプラスチック材料の寿命予測を分子切断数から説明できる,また実用試験結果からの分子切断数による解析のほうが確実性があると提言した.