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J-GLOBAL ID:201002234888377186   整理番号:10A1006044

樹枝状菌根菌は種特異的にクモダニに対する植物の応答を引き起こす

Arbuscular mycorrhizal fungi species-specifically affect induced plant responses to a spider mite
著者 (4件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 507-515  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: Y0467A  ISSN: 1438-3896  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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樹枝状菌根菌(AMF)が植物の成長および栄養状態を改善することは広く認められているが,それらの効果はAMFの種によって,負のものから正のものまでさまざまであると考えられる。植食性節足動物のパフォーマンスが植物の質によって変化することから,異なるAMF種は,植物上の植食性節足動物の密度,および植食性動物の誘発する植物の応答に,異なる影響を与えると考えられる。著者らは,,野外のガラス室実験において,4種(Gigaspora margarita,Glomus etunicatum,Gl.intraradices,およびAcaulospora longula)のうち1つのAMF種を接種した植物 Lotus japonicusを用いて,クモダニ(Tetranychus urticae)の数,および被害を受けた葉の数に対するAMFの間接効果を調べた。Gi.margaritaおよびA.longulaを接種した植物は,Gl.etunicatumおよびGl.intraradicesを接種した植物よりも,有意にメスのダニが少なかった。Gi.margaritaは被害を受けた葉が最も少なく,A.longula,Gl.intraradices,Gl.intraradicesを接種した植物が続いた。植食性動物によって誘発される植物の応答に対するAMFの種特異的効果を調べるため,著者らはクモダニが産んだ卵でバイオアッセイ,および,植食されている植物とされていない植物を用いた葉の化学物質分析(炭素,窒素,リン酸,および総フェノール類)を行った。バイオアッセイは,ダニの産卵およびダニの植食後の産卵の変化が,AMFの種に依存して変化することを示していた。さらに,葉の化学成分の主成分分析は,葉の化学物質構成にダニが誘発する変化だけでなく,植食動物が誘発する応答に対する種特異的なAMFの効果をも,明らかにした。この様に我々は,地上の植食動物のパフォーマンスおよび/または選好性に対する,地下のAMFの効果の強さの決定における重要な要因として,AMFの種のアイデンティティーにもっと注意を払う必要がある。(翻訳著者抄録)
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異種生物間相互作用 
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