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J-GLOBAL ID:201002235098877789   整理番号:10A1071851

癌細胞におけるエピジェネティックな薬物による効果を高効率に評価するための低強度DNAメチル化部位のトポロジー測定

Measuring topology of low-intensity DNA methylation sites for high-throughput assessment of epigenetic drug-induced effects in cancer cells
著者 (3件):
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巻: 316  号: 19  ページ: 3150-3160  発行年: 2010年11月15日 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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脱メチル化効果のあるエピジェネティックな抗癌剤は,哺乳類細胞の核においてゲノムの構成を変化させることが示されている。新規なエピジェネティック薬を開発する重要性は,前臨床研究における薬物の効果を評価するための細胞に基づく測定に対する必要性を増大させている。この論文では,脱メチル化効果をメチル化シトシンの核内での空間的分布および癌細胞での全体的DNAの変化として測定するイメージングによる細胞解析法を導入した。細胞を5-メチルシトシン(MeC)特異的抗体と4,6-ジアミジノ-2-フェニルインドール(DAPI)での免疫蛍光法により解析し,核内のメチル化部位を描写した。前処理段階で3次元イメージ(3-D)での核の分断化に続いて,異種の実在物を除外するために,核のDAPI/MeCパターンの自動化された測定を行った。次に似ている核の低強度MeC(LIM)と低強度DNA(LID)部位の位置を決め,特異的な核密度像を得るために処理をおこなった。全核堆積の半分で収集した像で2つのパラメーターが得られた:LIM<sub>0.5</sub>とLID<sub>0.5</sub>。この解析から,2つの試験されたエピジェネティック薬ゼブラリンと5-アザシチジンがLIDやLIMシグナルの空間的分布を変化させることが分かった。LIM<sub>0.5</sub>とLID<sub>0.5</sub>は,無処理(n=649)のDU145ヒト前立腺癌細胞に対し,5-アザシチジン処理(n=660)およびゼブラリン処理(n=496)は有意差(p<0.001)を示した。後者の場合,LIM部位は核の境界に主として見られたが,処理群では核の内部に向かってLIMが様々な程度に増加していた。そこでは,ヘテロクロマチンの大部分が存在している。MeC/DAPIシグナルの空間的再構成の変化の細胞ごとの評価は,ゼブラリンが5-アザシチジンよりもより緩和な脱メチル化剤であることを示した。低強度部位のトポロジー変化の測定は,脱メチル化やのエピジェネティック薬のスクリーニングにおけるクロマチン再構成のリスクの高効率な評価の重要な要素となり得る。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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抗腫よう薬の基礎研究 

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