抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1980年設計の複合商業施設である浜松サーラ大規模改修工事(2010年10月完成予定)を報告した。耐震補強として外付け鉄骨ブレースを斜め帯状に巻き付ける形状に連続配置するスパイラル・ブレースド・ベルト補強工法を採用した。同工法は転倒モーメントに起因する柱軸力を最小にし,特定部材に過大な負荷を与えない合理的な手法であり,ダイナミックな外観をつくり出す。コンクリート耐震壁増打,開口閉塞,内部鉄骨ブレース補強を併用して現行の耐震強度を確保した。外壁にガルバリウム鋼板を採用してコンクリート劣化防止,断熱性向上によるCO<sub>2</sub>発生抑制を図り,星を誕生させるガス分子のイメージを表現した。内部空間はガラス間仕切の採用,デッキテラスと室内の一体的利用,吹抜の新設などでオープン&フレキシブルな空間を実現し,設備の付加などと共に快適性の向上を図った。