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J-GLOBAL ID：201002235222101166   整理番号：10A0839542

ツリガネムシを駆動源とするマイクロシステム

Microsystem powered by Vorticella

著者 (3件)： 永井萌土 (東京大学生産技術研究所 マイクロナノメカトロニクス国際研究センター) ,  浅井博 (早稲田大学理工学総合研究センター) ,  藤田博之 (東京大学生産技術研究所 マイクロナノメカトロニクス国際研究センター)
資料名： 生産研究  (Journal of Institute of Industrial Science, the University of Tokyo)
巻： 62  号： 3  ページ： 205-212 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0185A  ISSN： 0037-105X  CODEN： SEKEAI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ツリガネムシを駆動源とするマイクロシステムの設計と実証を行った.本研究は以下の4ステップで行った.1)ツリガネムシの柄と繊毛のアクチュエータの特性理解,2)生体と人工物を融合する手法の確立,3)生体アクチュエータの制御システムの開発,4)繊毛と柄を駆動源するマイクロミキサとマイクロバルブの提案.1)- 3)については実験的により確認し,4)についてはこれらのデバイスの基本構造を提示した.提案したデバイスはマイクロシステムの新領域を開き,制御可能なバイオマイクロシステムへと展開できる.また細胞とMEMSを組み合わせることで,細胞を利用した自律マイクロシステムが将来可能になる.(著者抄録)

シソーラス用語： *MEMS ,  *ツリガネタケ属 ,  制御系 ,  繊毛 ,  混合装置 ,  弁 ,  マイクロアクチュエータ ,  流れ場 ,  駆動力
準シソーラス用語： *マイクロシステム ,  制御システム ,  柄 ,  マイクロミキサ ,  マイクロバルブ ,  駆動源

分類 (1件)： 固体デバイス製造技術一般  (NC03030V)

引用文献 (15件)：

• 1) D. Sameoto, T. Hubbard, and M. Kujath: "Operation of electrothermal and electrostatic MUMPs microactuators underwater," Journal of Micromechanics and Microengineering, Vol. 14, No. 10, pp. 1359-1366 (2004).
• 2) D. A. Fletcher and J. A. Theriot: "An introduction to cell motility for the physical scientist," Physical Biology, Vol. 1, No. 1-2, pp. T1-T10 (2004).
• 3) M. M. Townes and D. E. S. Brown: "Involvement of pH, Adenosine Triphosphate, Calcium, and Magnesium in Contraction of Glycerinated Stalks of Vorticella," Journal of Cellular and Comparative Physiology, Vol. 65, No. 2, pp. 261-269(1965).
• 4) T. Weisfogh and W. B. Amos: "Evidence for a New Mechanism of Cell Motility," Nature, Vol. 236, No. 5345, pp. 301-304(1972).
• 5) T. Ochiai, H. Asai, and K. Fukui: "Hysteresis of Contraction-Extension Cycle of Glycerinated Vorticella," Journal of Protozoology, Vol. 26, No. 3, pp. 420-425 (1979).

タイトルに関連する用語 (2件)： 駆動源 ,  マイクロシステム