文献
J-GLOBAL ID:201002235454394852   整理番号:10A1114057

振動円二色性によるインシュリン線維での逆転超分子キラリティの直接的観察およびpH制御

Direct observation and pH control of reversed supramolecular chirality in insulin fibrils by vibrational circular dichroism
著者 (6件):
資料名:
巻: 46  号: 38  ページ: 7154-7156  発行年: 2010年10月14日 
JST資料番号: D0376B  ISSN: 1359-7345  CODEN: CHCOFS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
キラル性の超分子会合の重要な研究対象の1例はアミロイド線維である。本稿では,蛋白質線維の超分子ヘリックス性キラリティの可逆的な制御を初めて報告する。赤外での振動円二色性を用いた解析で,水溶液および乾燥フィルムにしたインシュリン線維の正常および逆転の超分子キラリティを直接観察できた。65°Cおよび2時間のインシュリン溶液の加熱をpH2付近で行うと,ほぼ鏡像の超分子線維が形成された。正常センスの超分子キラリティ形成はpH2.4以上で得られたが,pH2.1以下では逆センスのキラリティとなった。pH2.4付近では線維は両キラリティの遷移状態だった。原子間力顕微鏡画像では,二つの形態は同じ交差βシートコアを持つ互いに逆のセンスのヘリックスに対応していた。したがって,赤外振動円二色性により,インシュリン線維には右巻き螺旋と左巻き螺旋が存在し,pH2付近で構造を切り替えることが検出された。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
蛋白質・ペプチド一般 

前のページに戻る