文献
J-GLOBAL ID:201002235514428743   整理番号:10A0592832

HIFはp53によるアポトーシスを分泌性神経チロシナーゼにより抑制する

HIF-1 antagonizes p53-mediated apoptosis through a secreted neuronal tyrosinase
著者 (7件):
資料名:
巻: 465  号: 7298  ページ: 577-583  発行年: 2010年06月03日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
低酸素誘導因子(HIF)は,酸素濃度の変化に応答して基本的な細胞過程を調節する転写因子である。HIFαタンパク質レベルは大部分の固形腫瘍で上昇しており,患者の予後と相関している。HIFとアポトーシスの関係は,がんの進行と治療転帰の主要な決定因子であるにもかかわらず,よくわかっていない。本研究では,線虫(Caenorhabditis elegans)のHIF-1が,DNA損傷によって引き起こされた生殖細胞のアポトーシスを,腫瘍抑制因子p53のホモログであるCEP-1の機能に拮抗して防ぐことを示す。HIF-1の抗アポトーシス性は,チロシナーゼファミリーの一員であるTYR-2のASJ感覚ニューロンで起こる転写促進によってもたらされる。TYR-2はASJ感覚ニューロンから分泌され,CEP-1依存性の生殖細胞のアポトーシスを抑制する。ヒトのメラノーマ細胞でTYR-2ホモログであるTRP2(DCTともよばれる)をノックダウンすると同様にアポトーシスが増加することから,機能が進化上保存されていることが示される。今回の知見は,低酸素とプログラム細胞死の新しい関係を明らかにするとともに,HIF-1が離れた場所にある細胞の運命に関する指示を出してアポトーシスを導くという考え方を提供するものである。Copyright Nature Publishing Group 2010
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  細胞生理一般  ,  生物学的機能 

前のページに戻る