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J-GLOBAL ID:201002235520202013   整理番号:10A1093457

植物の病原菌に対する応答時における活性酸素種の産生やシグナル伝達の新たな複雑さ

Emerging Complexity in Reactive Oxygen Species Production and Signaling during the Response of Plants to Pathogens
著者 (5件):
資料名:
巻: 154  号:ページ: 444-448  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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植物は複雑な免疫系を進化させ,微生物病原体に応答して防御化合物を作ることで感染を防いでいる。植物の病原菌に対する応答には,MTIと呼ばれる病原菌の分子を直接認識する機構と,ETIと呼ばれる病原菌によって作られた物質を認識する機構の2つが知られている。本概説では,MTIおよびETIの両方で重要な役割を果たしている活性酸素種(ROS)が関わる防御応答について説明がなされている。まず,病原菌からの攻撃に対するスーパーオキシドイオンおよび過酸化水素の役割について解説を行い,次に近年明らかになりつつある植物の防御機構における1O2の役割および脂質過酸化反応について解説がなされた。本概説から,植物は特定の細胞環境で異なるメカニズムを用いて作られたROS産生および酸化還元シグナルに依存した独特の防御システムを発達させていることが示された。しかし,ROSの作用メカニズムは非常に複雑であることが明らかになりつつあり,今後は非侵襲的なモニタリング系などの発展によってより研究が進むであることが示唆された。
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分類 (1件):
分類
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植物生理学一般 

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