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J-GLOBAL ID：201002235634115994   整理番号：10A1070358

生物農薬としての飛翔できないナミテントウ(甲虫類:テントウムシ科)の歩行行動

Walking Activity of Flightless Harmonia axyridis (Coleoptera: Coccinellidae) as a Biological Control Agent

著者 (5件)： NAKAYAMA Satoshi (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  SEKO Tomokazu (National Agricultural Res. Center for Western Region, Hiroshima, JPN) ,  TAKATSUKI Jun-ichi (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  MIURA Kazuki (National Agricultural Res. Center for Western Region, Hiroshima, JPN) ,  MIYATAKE Takahisa (Okayama Univ., Okayama, JPN)
資料名： Journal of Economic Entomology  (Journal of Economic Entomology)
巻： 103  号： 5  ページ： 1564-1568  発行年： 2010年10月 
JST資料番号： B0324C  ISSN： 0022-0493  CODEN： JEENAI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 人為的に淘汰選抜した飛翔できないナミテントウ(甲虫類:テントウムシ科)はアブラムシ類防除のための生物農薬としてきわめて有効であると考えられる。しかしながら,飛翔できないナミテントウは,歩行によって分散することから,圃場にこの天敵を放飼するにあたっては,飛翔できないナミテントウの歩行生態を十分把握しておく必要がある。歩行活動のレベルを赤外線アクトグラフを用いて計測した結果,まったく飛翔できない系統(雌雄)の日中の歩行活動レベルはコントロール系統より低い傾向があった。2つの純粋に飛翔できない系統間の逆交雑によって作成された,Ff世代のハイブリッド系統の日中の歩行活動レベルは純粋系統とほぼ同じレベルであることがわかった;歩行活動のレベルは雑種強勢によって影響されなかった。ナミテントウの飛翔行動および歩行行動は遺伝子の多面効果によって制御されているものと考えられた。

シソーラス用語： 生物農薬 ,  *テントウムシ科 ,  *動物行動 ,  飛翔 ,  歩行 ,  遺伝子
準シソーラス用語： *ナミテントウ

分類 (2件)： 生物的防除  (FC05030B) ,  個生態学  (EE03020H)

タイトルに関連する用語 (6件)： 生物農薬 ,  飛翔 ,  ナミテントウ ,  甲虫類 ,  テントウムシ科 ,  歩行行動