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J-GLOBAL ID：201002235656206128   整理番号：10A0176491

低-スピンコバルト(II)セミキノナート錯体中での温度-誘発スピン-遷移

Temperature-Induced Spin-Transition in a Low-Spin Cobalt(II) Semiquinonate Complex

著者 (6件)： GRAF Michele (Technische Univ. Kaiserslautern, Kaiserslautern, DEU) ,  WOLMERSHAEUSER Gotthelf (Technische Univ. Kaiserslautern, Kaiserslautern, DEU) ,  KELM Harald (Technische Univ. Kaiserslautern, Kaiserslautern, DEU) ,  DEMESCHKO Serhiy (Georg-August-Univ. Goettingen, DEU) ,  MEYER Franc (Georg-August-Univ. Goettingen, DEU) ,  KRUEGER Hans-Joerg (Technische Univ. Kaiserslautern, Kaiserslautern, DEU)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 49  号： 5  ページ： 950-953  発行年： 2010年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 原子価互変異性よりもスピン-クロスオーバー特性を示す最初のコバルト(II)セミキノナート錯体を紹介した。配位子L-N₄tBu₂を共配位子としてスタートし,メタセシス反応においてテトラ(p-クロロフェニル)ほう酸カリウムを用いて,分析的に純粋でダークグリーンの化合物[Co(L-N₄tBu₂)(dbsq)](B(p-C₆H₄Cl)₄)(dbsq^-=3,5-ジ-ター-ブチルセミキノナート)(2)が収率61%で生成された。磁気および構造データから,温度-誘発スピン-クロスオーバープロセスがこの錯体2中で発生することが明白に示された。この錯体2ははじめて知られた低-スピンコバルト(II)セミキノナート錯体であり,スピン-クロスオーバーの結果として温度-誘発スピン変化を受けるはじめて知られるコバルトジオキソレン錯体でもあった。

シソーラス用語： *コバルト錯体 ,  *クロスオーバー効果 ,  量子遷移 ,  オキソ錯体 ,  配位子 ,  分子構造 ,  SQUID ,  核間距離 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  化学結合 ,  磁気的性質 ,  メタセシス
準シソーラス用語： *スピンクロスオーバ ,  スピン遷移

分類 (1件)： コバルトとニッケルの錯体  (CE01092Y)

物質索引 (3件)： テトラ(4-クロロフェニル)ほう素(IV) ,  3,11-ジメチル-1,13:9,5-ジエピニトリロ-3,11-ジアザシクロヘキサデカ-1(16),6,8,14-テトラエン ,  3,5-ジ-tert-ブチル-1,2-ベンゼンジオール

タイトルに関連する用語 (5件)： スピン ,  コバルト ,  錯体 ,  誘発 ,  遷移