抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電気的に生成したフェントン試薬(Fe
2+/H
2O
2)による水溶液中のポンソ-Sアゾ染料の酸化(脱色/分解)を最適化した。これは,-1.0Vの陰極電位(対SCE)を用いて,pH 2.5の0.05M Na
2SO
4溶液と0.1mMの触媒 FeSO
4を含む反応器で行った。反応器は,網目状ガラス炭素(RVC)陰極と白金金網陽極を持つ間仕切りの無いガラスの電気化学電池であった。電気-フェントン反応の時間による種々な濃度のポンソ-Sの酸化の進行を,紫外-可視吸収スペクトル測定により監視した。染料溶液の無機化は,電気-フェントン酸化の種々な時間における化学的酸素要求量の除去の推定とHPLC分析により調べた。電気-フェントン酸化により,0.05・ 0.1・ 0.3mMのポンソ-Sの完全な脱色を,それぞれ,30,60,90分で達成した。然しながら,0.05・ 0.1・ 0.3mMのポンソ-Sのほぼ98%の無機化を,電気-フェントン酸化により,それぞれ,40,60,120分で達成した。HPLC分析は,また,処理溶液中に芳香族化合物が殆ど残存しないことを示し,これは,電気的に生成したフェントン試薬の,水溶液中のポンソ-Sアゾ染料の完全脱色と顕著な無機化能力を示す。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.