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J-GLOBAL ID:201002235883760778   整理番号:10A0515328

潜在的な低カリウム血剤としてのトリウレット 質量分析法によるトリウレットおよびトリウレット-アルカリ金属付加体の構造の特性化

Triuret as a potential hypokalemic agent: Structure characterization of triuret and triuret-alkali metal adducts by mass spectrometric techniques
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巻: 498  号:ページ: 23-34  発行年: 2010年06月01日 
JST資料番号: B0023A  ISSN: 0003-9861  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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トリウレット(カルボニルジウレア,ジカルバミル尿素,または2,4-イミド二炭酸ジアミドとしても知られる)は生物のプリン分解副産物である。豊富なトリウレット前駆体は尿酸であり,そのレベルは複数の代謝病態において変化する。トリウレットは亜硝酸過酸化物による尿酸の酸化により生じうる。後者は一酸化窒素ラジカルと超酸化物ラジカルアニオンとの反応により生ずる。この観点から超酸化物ラジカルアニオンの過剰な産生はトリウレット形成を間接的に支持しうる。しかし,この代謝産物の潜在的なin vivoでの役割については殆ど知られていない。トリウレットの構造は,それが様々な立体構造を取ることが出来,金属イオンに対し柔軟なリガンドとして作用することが出来ることを示唆する。本研究において,HPLC-MS/MS,エネルギー分解質量分析法,選択イオン検出,衝突誘起解離,IRMPD分光測定法,フーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析法そして計算的手法を用いて,トリウレット-アルカリ金属結合モチーフを決定し,アルカリ金属イオンに対するトリウレットの親和性や,他の有機リガンドに関するNa+およびK+に対するその親和性を評価するため,トリウレットとその金属複合体の構造を特性化した。最も好まれる結合モチーフは,2つのカルボニル酸素を含む,トリウレットのアルカリ金属カチオンとの二座キレート化であることが特定された。錯形成選択法を用いることにより,溶液中でトリウレットが,ナトリウムや他のアルカリ金属イオンに比べカリウムイオンに増加した親和性を持つことを見いだした。我々はトリウレットが,その過剰な形成を促進する病態生理学的条件下で潜在的な低カリウム剤として作用するかもしれず,従って電解質疾患に寄与するかもしれないことを提唱する。そのアルカリ金属付加体と同様,脱プロトン化およびプロトン化トリウレットの衝突または光誘導解離チャネルは,in vivoでのトリウレット分解系路を模倣するようである。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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