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J-GLOBAL ID:201002235945134569   整理番号:10A0216355

ユーザビリティ工学に基づくユーザビリティとセキュリティを両立させたセキュリティスキャナのインタフェースの開発と評価

Development and Evaluation of Interface of Security Scanner with Usability and Security Based on Usability Engineering
著者 (4件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 529-541  発行年: 2010年02月15日 
JST資料番号: Z0778B  ISSN: 1882-7837  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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現在流通している個人向けセキュリティ製品は,開発者が想像しているユーザ像と実際のユーザとの間に差異があるため,すべてのユーザにとって必ずしも使いやすいとはいえない。実際,多くのユーザはセキュリティに関する知識がなく,セキュリティ製品の導入を躊躇する場合がある。加えて,従来より,多くのユーザや開発者はセキュリティ製品のユーザビリティとセキュリティ(機能性や信頼性など)はトレードオフの関係にあり,共存することができないと信じ込んでいるとされている。本論文ではユーザビリティとセキュリティの両立したセキュリティ製品の開発を目指し,ユーザビリティ工学の諸手法を既存のセキュリティ製品のインタフェースに対して適切に適用することにより両立を達成する一手法について述べる。本論文では作業例題としてセキュリティスキャナについて取り上げる。開発と評価に際してユーザ中心設計とISO9241-11で示されるユーザビリティ3要素に着目する。まず,ユーザの実際の要求を把握するためにコンテキストインタビューを行う。次に,現在配布されているセキュリティスキャナに潜在するユーザビリティの問題点について調査する。開発の途中段階においてフィードバックを得るために被験者を用いたユーザビリティ評価を5回行った。最終的に総括的評価を行い,客観的な視点から高いユーザビリティを保てていることを示す。さらに意識調査を行い,このようなシステムが提供されることによって,ユーザのセキュリティに対する意識も変わることを示す。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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データ保護  ,  人間機械系  ,  計算機システム開発 
引用文献 (32件):
  • 情報処理推進機構: 2007年コンピュータ不正アクセスの届出状況について (オンライン).http://www.ipa.go.jp/security/txt/2008/documents/2007all-cra.pdf (参照2009-02-10)
  • 情報処理推進機構: 情報セキュリティに関する脅威に対する意識調査 (2007年度第2回)(オンライン).http://www.ipa.go.jp/security/fy19/reports/ishiki02/ (参照2009-02-10)
  • 情報処理推進機構: 情報セキュリティに関する脅威に対する意識調査 (2007年度第1回)(オンライン).http://www.ipa.go.jp/security/fy19/reports/ishiki01/ (参照2009/02/10)
  • Furnell, M. S., Jusoh, A. and Katsabas, D.: The Challenges of Understanding andUsing Security: A Survey of End-users, Computers & Securities, Vol.25, pp. 27-35(2006).
  • Cranor, F. L. and Garfinkel, S.: Security and Usability, p. xi, Oreilly & AssociatesInc.(2005).
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