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J-GLOBAL ID：201002236063407549   整理番号：10A0976095

カーボンナノチューブの振動励起によるミミズ様移動

Oscillation induced worm-like locomotion of carbon nanotubes

著者 (7件)： CHENG Tung-Wen (National Tsing Hua Univ., HsinChu, TWN) ,  LU Chieh-Lien (National Tsing Hua Univ., HsinChu, TWN) ,  LAI Yao-Chen (National Tsing Hua Univ., HsinChu, TWN) ,  KUO Hsin-Fu (National Tsing Hua Univ., HsinChu, TWN) ,  FANG Weileun (National Tsing Hua Univ., HsinChu, TWN) ,  TAI Nyan-Hwa (National Tsing Hua Univ., HsinChu, TWN) ,  HSU Wen-Kuang (National Tsing Hua Univ., HsinChu, TWN)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 12  号： 31  ページ： 8810-8814  発行年： 2010年08月21日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カーボンナノチューブ(CNT)製ロープのの引張強さが低い原因を調べた。両端を固定した単層CNTの懸垂ロープに起きる調和振動を測定した。フェロセン熱分解で作ったSWCNTをスピンノズルでミクロファイバに撚り,更に3本を編んだ。このミクロロープをSWCNT懸濁液に繰返し浸漬して表面をSWCNTの網構造被膜で被覆した。これを超音波圧電変換器上の距離を変えたシリコンウエハ2個の間に伸展して付けた。この弦を5mWの力で震動させて周波数を走査して振幅を測定した。ロープは共鳴振動数で大きく揺れ,一個のSWCNTはロープ上でのミミズ(尺取り虫?)運動を起して振動を制限する。PAN系炭素繊維も試験した。与えたエネルギーの伝達と振動励起,散逸への配分を計算して,CNT間の摩擦抵抗で減衰が著しくて金属線よりエネルギー移動速度が一桁小さく,そのために応力が集中すると推測した。

シソーラス用語： *単層カーボンナノチューブ ,  *索 ,  懸垂線 ,  *調和振動 ,  撚線 ,  編組 ,  懸濁液 ,  皮膜 ,  ネットワーク構造 ,  超音波振動 ,  変換器 ,  振動数 ,  振幅 ,  炭素繊維 ,  金属線 ,  摩擦力 ,  摩擦抵抗 ,  *エネルギー移動 ,  *引張強さ ,  *振動励起 ,  エネルギー散逸 ,  応力集中 ,  *蠕動
準シソーラス用語： 圧電変換器 ,  *移動速度 ,  振動減衰

分類 (3件)： 無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  その他の材料  (HC02050E) ,  振動の励起・発生・測定  (BB02030Z)

タイトルに関連する用語 (3件)： カーボンナノチューブ ,  振動励起 ,  ミミズ