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J-GLOBAL ID：201002236075653049   整理番号：10A1380453

局所麻酔薬による膜の流動化:フェニルエタノールは膜蛋白質オリゴマ化に影響を及ぼす

Fluidizing the Membrane by a Local Anesthetic: Phenylethanol Affects Membrane Protein Oligomerization

著者 (4件)： ANBAZHAGAN Veerappan ,  MUNZ Carmen ,  TOME Lydia ,  SCHNEIDER Dirk
資料名： Journal of Molecular Biology  (Journal of Molecular Biology)
巻： 404  号： 5  ページ： 773-777  発行年： 2010年12月17日 
JST資料番号： D0124B  ISSN： 0022-2836  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 麻酔薬作用の正確な機構はなおも未解決な問題である。いくつかの知見は特殊な麻酔薬-蛋白質相互作用を示唆する一方,脂質二重層の非特異的混乱も示唆している。二重層特性の混乱は,その後,膜蛋白質の構造と機能に影響を及ぼす可能性がある。モデル膜と完全なEscherichia coli細胞への麻酔薬フェニルエタノール(PEtOH)の局所的添加は膜流動性に影響するのみならず,膜内の定められたヘリックス-ヘリックス相互作用を著しく変化させた。ある種の麻酔薬は膜の物理的特性を調節し,それにより間接的に,膜蛋白質折り畳みと会合に関係するだけでなく膜貫通(TM)シグナル伝達でも重要な,TMヘリックス-ヘリックス相互作用に影響することをこの実験結果は示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 局所麻酔薬 ,  *細胞膜 ,  *流動化 ,  *芳香族化合物 ,  膜タンパク質 ,  オリゴマ化 ,  ヘリックス構造 ,  分子間相互作用 ,  折畳み構造 ,  膜貫通タンパク質 ,  細胞情報伝達 ,  グリコホリン ,  濃度依存性 ,  アルコール
準シソーラス用語： グリコホリンA ,  膜貫通ドメイン

分類 (3件)： 局所麻酔薬の基礎研究  (GW04020S) ,  生体膜一般  (EF04010G) ,  分子構造  (EB03020Y)

物質索引 (1件)： フェニルエタノール

タイトルに関連する用語 (5件)： 局所麻酔薬 ,  流動化 ,  フェニルエタノール ,  膜蛋白質 ,  オリゴマ化