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J-GLOBAL ID：201002236176817727   整理番号：10A0950016

送電線の雷害対策

Lighting Protection of Transmission Lines

著者 (2件)： 横山茂 ((財)電力中央研究所) ,  清水雅仁 (中部電力(株))
資料名： 電気学会誌  (電気学会雑誌)
巻： 130  号： 9  ページ： 620-623 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0011A  ISSN： 1340-5551  CODEN： DGZAAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 送電線被害の原因である雷現象と,被害のメカニズム,更に,対策の基本的な考え方や,新しい技術開発の方向性について概説した。送電線に発生する雷害のの主な原因は,遮蔽失敗と,逆フラッシュオーバ(逆閃絡)である。遮蔽失敗自己を避けるために,架空地線を2条から3条設置する。この対策は,「雷遮蔽モデル」「雷アッタッチメント」と呼ばれる理論的検討結果に基づいて実施されている。逆フラッシュオーバに対する対策は,主には,接地抵抗の低減と碍子装置の絶縁レベル強化である。設置した碍子間に発生した過電圧を一定電圧に抑制できる逆フラッシュオーバ自己低減に有効な送電用避雷装置などを解説した。更に,瞬時電圧低下対策について対策法について解説した。

シソーラス用語： *送電線 ,  *雷害 ,  災害対策 ,  *雷保護 ,  雷サージ ,  *避雷器 ,  電圧降下
準シソーラス用語： 瞬時電圧低下

分類 (2件)： 電気安全  (NA01070T) ,  保護装置  (NB09040T)

引用文献 (18件)：

• 電力設備のための雷パラメータ選定方法調査専門委員会. 電力設備のための雷パラメータの選定法. 2005
• 耐雷設計委員会送電分科会. 送電線耐雷設計ガイド. 2003
• SUGIMOTO, H. Lightning Protection against Winter Lightning. 28 th International Conference on Lightning Protection, 2006. 2006, 26-32
• BECERRA, M. A self-consistent upward leader propagation model. J. Phys. D : Appl. Phys. 2006, 39, 3708-3715
• 成田知巳. UHV設計送電線への雷撃現象の観測. 電学論B. 2001, 121, 8, 1052-1058

タイトルに関連する用語 (2件)： 送電線 ,  雷害対策