抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東武鉄道(事業主体は東武タワースカイツリー)が建設中の東京スカイツリーについて,鉄道以外の生活関連事業も含めた鉄道会社の経営という観点から分析を加えた。1)東京スカイツリーは,2010年6月に日経流通新聞の「ヒット商品番付」で「2010年上期ヒット商品」の「小結」格に選ばれ,7月には沿線イメージ向上で経済広報センターの「企業広報大賞」を受賞した。マスコミでの露出度が高まるにつれて,「建設中の東京スカイツリー・東武博物館」と題した日帰りバスツアーが企画される等,企業イメージの向上に結び付く有形無形の「スカイツリー効果」が出てきている。また墨田区からの要望にこたえて,産業活性化のために区内の中小企業に限りスカイツリーの名称使用料を無料にした。2)東武鉄道はこれまでの輸送改善施策により混雑度が低下しており,鉄道部分へ投資する必要性が少ない分,スカイツリーへの大規模投資が可能になった。また業平橋・押上地区に建設中の新しい「スカイツリーのある街」と,沿線の浅草,本所,向島等の古き良き江戸,東京とを調和・発展させていくことが東武鉄道の役割である。