抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
木材は乾燥すると,表面と内部の水分傾斜や収縮異方性により割れが発生し,木材の品質を低下させるため,最適な乾燥条件などが検討されてきた。一方,割れの発生条件や割れの詳細な形態的変化については解明されていない。肉眼で観察できるマクロクラックの発生は,マイクロクラックの発生に起因していることがされており,マイクロクラックの発生メカニズムの解明が急務となっている。マイクロクラックの形態変化を詳細に把握するためには経時的に可視化する方法がいる。そこで,当研究室では共焦点レーザー顕微鏡と環境制御装置を構築し,マイクロクラックの発生形態を明らかにした。さらに,観察面の含水率を得るために,高抵抗率計を導入し,マイクロクラックの形態変化と抵抗率との関係を明らかにした。今回,スギの辺材を用いて,マイクロクラックの発生進行に伴う木部細胞の形態変化を明らかにすための基礎資料を得るために,早材の細胞形態の経時的変化を検討した。