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J-GLOBAL ID：201002236536400296   整理番号：10A0398025

水処理プロセスを改善するための天然有機物の分子量画分の挙動の理解

Understanding the behaviour of molecular weight fractions of natural organic matter to improve water treatment processes

著者 (5件)： KRISTIANA I. (Curtin Univ. Technol., Wa, AUS) ,  ALLPIKE B.P. (Curtin Univ. Technol., Wa, AUS) ,  JOLL C.A. (Curtin Univ. Technol., Wa, AUS) ,  HEITZ A. (Curtin Univ. Technol., Wa, AUS) ,  TROLIO R. (Water Corp. Western Australia, WA, AUS)
資料名： Water Science & Technology: Water Supply  (Water Science & Technology: Water Supply)
巻： 10  号： 1  ページ： 59-68  発行年： 2010年 
JST資料番号： H0933B  ISSN： 1606-9749  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 飲用水の消毒副生成物(DB)規制の強化にみられるように,水道事業はDBP生成を抑制するようますます圧力をかけられている。天然有機物(NOM)の殺菌特性と分子量(MW)分布の理解は,DBPs生成を抑制する浄水処理の最適化に役立つはずである。本研究は西オーストラリアの原水から分離したNOMのMW画分の殺菌挙動を研究した。NOMは分取サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)でMWごとに分画採取し,臭化物イオン存在下で塩素処理した。NOMの比較的大きなMW画分は最高濃度のDBPs(トリハロメタン,ハロ酢酸,ハロアセトニトリル,ハロケトン類,ハロアルデヒド類)を生成し,小さなMW画分も顕著な量のこれらのDBPsを生成した。また,MWと芳香族成分の減少にともない,臭素化DBPsの生成割合が増す傾向がみられた。したがって,浄水処理は,DBPs指針や規制に適合するには,臭化物あるいは脂肪族と小MW画分の除去を最適化する必要がある。

シソーラス用語： 飲用水 ,  副産物 ,  *分子量 ,  有機物 ,  サイズ排除クロマトグラフィー ,  *トリハロメタン ,  用水処理 ,  *画分 ,  塩素処理 ,  臭化物
準シソーラス用語： *消毒副生成物 ,  天然有機物 ,  NOM ,  浄水処理 ,  分画

分類 (1件)： 用水の化学的処理  (SC02040E)

タイトルに関連する用語 (7件)： 水処理 ,  プロセス ,  天然有機物 ,  分子量 ,  画分 ,  挙動 ,  理解