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J-GLOBAL ID:201002236583258635   整理番号:10A0254341

ベンゾ[a]ピレン処理は核タンパク質の発現とオルタナティブスプライシングの変化につながる

Benzo[a]pyrene treatment leads to changes in nuclear protein expression and alternative splicing
著者 (9件):
資料名:
巻: 686  号: 1-2  ページ: 47-56  発行年: 2010年04月01日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ベンゾ[a]ピレン(BaP)は化石燃料やタバコの煙の燃焼により生ずる強力な前発癌物質である。以前,プロテオーム的手法を用いて,我々はBaPが転写調節因子を含む多くの細胞のタンパク質の発現に変化を誘導しうることを示した。本研究において,同様の手法を用いて,我々はHeLa細胞におけるBaPに対する核タンパク質の反応を調べ,BaP処理が多くの核タンパク質の発現の変化を引き起こすことを見いだした。そのうちの幾つかはmRNAのオルタナティブスプライシング,DNA複製,組換え,そして修復に関与する,これらのタンパク質のうちの24個を同定することができた。変化した発現レベルは2つのタンパク質ラミンAと有糸分裂チェックポイントタンパク質Bub3に対する特異的抗体を用いた免疫ブロット分析によりさらに確認された。これら2つのタンパク質の核局在は共焦点顕微鏡法によっても確認された。オルタナティブスプライシングがBaP処理後に活性化されるかを判定するため,我々はDNA損傷に対する反応におけるオルタナティブスプライシングの標的であることが以前示されている2つの遺伝子FasとCD44を調べた。Fasに関してはオルタナティブスプライシングの有意な活性化は見られなかったが,CD44スプライシングバリアントはBaP処理後見られた。合わせてこれらのデータは,DNA損傷が核タンパク質発現に劇的な変化を誘導し,オルタナティブスプライシングがDNA損傷に対する細胞の反応に関与するかもしれないことを示す。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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動物に対する影響  ,  遺伝子発現 
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