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J-GLOBAL ID:201002236786878060   整理番号:10A1608763

転写調節因子としてのRb-E2F経路の低分子調節剤

Small molecule regulators of Rb-E2F pathway as modulators of transcription
著者 (3件):
資料名:
巻: 1799  号: 10-12  ページ: 788-794  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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線維芽細胞腫腫瘍抑制蛋白質Rbは哺乳類細胞周期進行の調節において重要な役割を果たしている。Rb機能がG1/S移行の適切な調節に必須で,Rbの不活化が無秩序な細胞増殖に寄与していることが示された。Rbは主に転写因子E2Fファミリーを標的にすることによりその細胞周期調節機能を現し,RbがE2F1,2と3と物理的に相互作用してそれらの転写活性を抑制することが示された。DNA合成と細胞周期進行に関わる多数の遺伝子がE2Fによって調節され,RbはE2F活性を阻害することによりそれらの発現を妨げて,増殖停止を引き起こす。リン酸化,突然変異またはウイルス癌蛋白質の相互作用によるRbの不活化はE2F活性抑制の開放を引き起こし,細胞周期進行を促進することが確立している。E2F活性のRb仲介性抑制は,様々な転写コリプレッサーと,ヒストンデアセチラーゼ,DNAメチルトランスフェラーゼとBrg1/Brmクロマチンリモデリング蛋白質を含むクロマチンリモデリング蛋白質の動員を伴っている。細胞周期進行時の連続的リン酸化によるRb不活化はRbからのこれらコリプレッサーの解離を引き起こし,転写を促進する。Rbのリン酸化を妨げる低分子化合物はRb,特にBrg1からのある種のコリプレッサー解離を妨げ,Rb仲介性転写抑制の維持と細胞周期停止を引き起こすことが見出された。そのような低分子化合物は抗癌活性を有し,クロマチンリモデリングと転写調節を研究するための貴重なプローブとしても働くと思われる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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分子遺伝学一般  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  細胞分裂・増殖 
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