抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文は同時方程式モデルを使用し,消費と都市固形廃棄物政策の効果に基づき,台湾における都市固形廃棄物処分のモデリングに関する定量的な方法論と実証的な事例研究について述べている。外観無関係回帰系において,個人の消費支出と廃棄物を関連付ける同時方程式モデルを構築するとともに,定式化を行った。さらに1981年から2005年までの台湾における食品,衣料品,家,家庭用品,医療,交通・通信,娯楽・教育,他の消費支出データを使用し,1992年から2004年における1人あたりの都市固形廃棄物所分量を消費支出項目ごとに求めた。さらに廃棄物の流れを規定した方程式の説明変数として,廃棄物の種類を紙,プラスチック,食品,水分,金属,ガラス,その他可燃物,その他不燃物に分類し,各廃棄物の排出量の計算値と実測値を比較し,両者が良く一致することを確認した。以上より,食品,家庭用品,娯楽・教育についての個人の消費支出は台湾における都市固形廃棄物の処分と関連性を持つことが示された。さらに分析結果は重要な都市固形廃棄物政策の効果を認定できることを示した。