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J-GLOBAL ID:201002236872294917   整理番号:10A0838138

膨潤で活性化される塩化物流のTNFαによる活性化にはエンドソームでのClC-3依存性の活性酸素生成が必要である

Activation of Swelling-activated Chloride Current by Tumor Necrosis Factor-α Requires CIC-3-dependent Endosomal Reactive Oxygen Production
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資料名:
巻: 285  号: 30  ページ: 22864-22873  発行年: 2010年07月23日 
JST資料番号: E0038A  ISSN: 0021-9258  CODEN: JBCHA3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ClC-3は,サイトカインが誘導するエンドソームでのNox1による活性酸素種(ROS)の生成に必要なCl-/H+アンチポータである。ClC-3の流れは膨潤で活性化される塩化物流(ICIswell)とは異なるが,ClC-3を過剰発現すると,ICIswellに似た流れが活性化される。H2O2はICIswellを直接活性化するので,ClC-3依存性のエンドソームでのROS生成がICIswellを活性化するかどうかについて調べた。細胞全体のパッチクランプ法を用いて,野生型マウスおよびClC-3ヌル変異マウスに由来する培養の大動脈血管平滑筋細胞でのCl-の流れを調べた。野生型の細胞では,10ng/mlのTNFαはCl-の流れを活性化し,時間に依存して不活性化したが,ClC-3ヌル変異細胞では,TNF-αはCl-の流れを活性化しなかった。タモキシフェン(10μM)による阻害および高張液(340mosM)による阻害から,このCl-の流れをICIswellと同定した。ICIswellは,H2O2でも活性化され,TNFαの効果はポリエチレングリコール-カタラーゼで完全に阻害された。低張液によるICIswellの活性化は,部分的にカタラーゼで阻害され,流れの強さはWTとヌル変異の細胞で変わらなかった。変異のRab5(S34N)またはRab11(S25N)でエンドソームの輸送を破壊すると,TNFαの媒介するICIswellの活性化を阻害した。トロンビンもNox1によるROS生成を活性化したが,エンドソームでは活性化しなかった。トロンビンはH2O2に依存してICIswellを活性化したが,これはClC-3またはRab5には依存していなかった。
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分類 (1件):
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細胞膜の輸送 

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