抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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シャルピー衝撃試験は建築用鋼材の脆性破壊防止に対する標準的な評価法として標準化された。しかし,その適用結果は材料特性によって大きく変動するため,シャルピー試験結果と実構造物における靭性の対応関係を確認する事が重要となる。本論では,シャルピー衝撃特性の異なる2種類の鋼材(低靭性SM490電炉平鋼と高靭性SS400電炉厚板)に対する実物大静加力試験を行い,シャルピー試験結果との対応性を検討した。得られた主な知見は以下の通り。1)試験温度の上昇と共に終局耐力も増加し,延性破壊試験体は予想値以上の終局耐力と変形性能を示した。2)基準化温度による評価は部材の耐力評価に役立つ。3)脆性破壊領域では試験結果のバラツキが多く,その原因については更なる検討を要する。