抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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低炭素コミュニティへの転換には,コミュニティの手法,その結果としての排出量,ならびにコミュニティに関りコミュニティがアクセスする技術,インフラストラクチャーおよび制度の理解が必要である。さらに,’転換’に関連するこれらの統合システムの要素,その動特性,転換の定義および可能性のある’てこ’の理解が必要である。本論文では,’てこ’として家庭における手法や行動の変化を達成し,これによって炭素強度の低いライフスタイルを得ることを図るプログラムも含むとの考え方を受け入れ,人の行動を形成し家庭のエネルギー消費に影響を与える因子に焦点を置いた。筆者らや他の人人の今日までの研究は,個人の心理的要因ならびに個人の行動の基になっているシステム,標準および規範の両者が,低炭素社会に向けシフトする効果的な戦略の開発にとって基本的なものであることを示している。オーストラリア全体にわたり,大部分は行動変化への手法によって炭素中立コミュニティの実現を図る100を超える地域プログラムのデータベースを集約した。本論文ではこれらのプログラムの解析で明らかになったことを報告し,特にこれらのプログラムがどの程度社会技術的な枠組あるいは家庭の消費行動の理解を取り入れているか,またこれらのプログラムが家庭内の消費手法関連の標準や期待の変化に影響を与えることを意識あるいは意図しているか,について報告した。一群のコミュニティベースプログラムの事例は低炭素コミュニティへのシフトにおける技術的ならびに行動的次元の両者に対応する統合手法を採用しているが,一方大部分は消費を形成するシステム,標準および規範を十分に考慮しきれていないことが分った。結論には,研究で明らかになったことを基に,政策やプログラム設計に対する方向付けも含めた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.