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J-GLOBAL ID:201002236972267224   整理番号:10A0290955

初代のヒト肺間葉細胞におけるスタチンに誘発された細胞死はp53PUMAとSmac及びOmiの放出を引き起こすがチトクロームCの放出は引き起こさない

Statin-triggered cell death in primary human lung mesenchymal cells involves p53-PUMA and release of Smac and Omi but not cytochrome c
著者 (27件):
資料名:
巻: 1803  号:ページ: 452-467  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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スタチン類はコレステロール生合成の近位にある酵素である3ヒドロキシ3メチルグルタリルコエンザイムCoA(HMG-CoA)レダクターゼを阻害する。それらは多面発現効果を示し,癌や肺疾患を含む病気に対し健康上の利益と関連がある。それらの作用機構を理解することは新たな治療に向かわせるので,喘息及び慢性閉塞性肺疾患(COPD)におけるエフェクターの役割を果たす初代培養ヒト気道間葉細胞のシンバスタチン曝露に対する応答を調べた。シンバスタチンは気道平滑筋細胞及び線維芽細胞における,カスパーゼ-8を除きカスパーゼ-9,-3,及び-7の関わるアポトーシスを誘導した。HMG-CoA阻害は細胞内コレステロール含量を変えなかったが,de novoコレステロール合成を消滅させた。アポトーシス促進効果はHMG-CoAの下流生成物である外来メバロン酸,ゲラニルゲラニルピロリン酸及びファルネシルピロリン酸により妨げられた。シンバスタチンはBaxの発現,Bax及びBakのオリゴマ化,及びBH3オンリーp53依存遺伝子,PUMA及びNOXAの発現を増大させた。p53の阻害及びp53を増加させるアポトーシスのモジュレーター(PUMA)発現のサイレンシングは,シンバスタチン誘導細胞死と部分的に拮抗した。このことはp53に依存しないメカニズムに対する役割を示唆している。シンバスタチンはチトクロームCのミトコンドリア放出を誘導しなかったが,アポトーシス阻害剤(IAP)蛋白質であるSmac及びOmiの放出を促進した。シンバスタチンはミトコンドリア分裂機構の必須成分であるミトコンドリアDrp1の損失を伴ったミトコンドリア分裂も阻害した。このように,シンバスタチンはp53を含む肺間葉細胞における新たなアポトーシス経路,IAP阻害剤放出及びミトコンドリア分裂の破損を活性化した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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遺伝子発現  ,  細胞生理一般  ,  生物学的機能 
物質索引 (5件):
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