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J-GLOBAL ID:201002236975482100   整理番号:10A0456944

マウス胚における内部細胞塊の最初の異なる二つの細胞型の起原と生成

Origin and formation of the first two distinct cell types of the inner cell mass in the mouse embryo
著者 (8件):
資料名:
巻: 107  号: 14  ページ: 6364-6369  発行年: 2010年04月06日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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マウス胚において細胞の運命を決める最初の決定では胚の内側に位置する細胞は内部細胞塊(ICM)に発生するが,外側の細胞は最初の胚外組織である栄養外胚葉(後に胎盤となる)に発生する。細胞の運命を決める第二の決定ではICMの二つの細胞型,多分化能エピプラスト(EPI;後に体の細胞を発生する)と第二の胚外組織である始原エンドソ-ム(PE)を区別する。この第二の運命決定がどの様になされるのかはまだ確定されていない。その後,PEとEPIのマーカー,それぞれGata6,Nanogを発現する細胞は,最初は霜降り(salt-and-pepper)パターンで分布したこと,そして系統が別になる前はICMの深い層と表面の層の間でアクチン依存性の細胞運動があったことが観察され,これらの観察は,EPIとPEの系統はランダムに特化され,それから混合層に選別されたとする選択的細胞選別仮説と一致する。しかし,今日までの系統追跡研究は最初の霜降りパターンがどの様に発生したかを解決できていない。したがって,以下の重要な疑問は未解答で残っている;第1は,一般の考えの様にPE及びEPI前駆体はICMでランダムに発生したのか,第2はICM細胞の発生起原とその後の層間運動の間に連関があるのか,最後に,PE生成に関係する転写因子は細胞運命に影響を及ぼすプロセスをどの様に調節するのか。著者らは無傷胚で生きている細胞を画像化し,栄養芽層とPEが明瞭になるまで追跡してこの問題に取り組んだ。そして細胞の内部化のタイミング,細胞の位置そして細胞の選別が組み合って移植前のマウス胚の異なる系統が決定されるモデルを提案した。
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発生と分化 
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