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J-GLOBAL ID:201002237092721836   整理番号:10A0019023

熟達度が第二言語文理解における動詞他動性情報の利用に与える影響

Proficiency Effect on the Utilization of Verb Transitivity Information in L2 Sentence Comprehension
著者 (2件):
資料名:
巻: 109  号: 297(TL2009 29-39)  ページ: 51-56  発行年: 2009年11月14日 
JST資料番号: S0532B  ISSN: 0913-5685  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本研究の目的は,第二言語の文理解処理の自動性がどのように発達するかを,動詞の他動性情報の利用の効率性という観点から考察することである。そのために,英語熟達度の異なる日本人大学生を対象に,ガーデンパス文を題材とした自己ペース読み課題を実施した。その結果,英語母語話者がガーデンパス効果を示す領域で,下位群の学習者はガーデンパス効果をほとんど示さず,上位群も母語話者ほどの効果を示さなかった。このことは,熟達度の高い学習者でも,動詞の他動性に関する語彙情報をリアルタイムで利用することが困難であることを示している。(著者抄録)
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分類 (1件):
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自然語処理 
引用文献 (7件):
  • DUSSIAS, P. Syntactic ambiguity resolution in L2 learners. Studies in Second Language Acquisition. 2003, 25, 529-557
  • HOPP, H. Syntactic features and reanalysis in near-native processing. Second Language Research. 2006, 22, 3, 369-397
  • JUFFS, A. Representation, processing, and working memory in a second language. Transactions of Philological Society. 2004, 102, 2, 199-225
  • TRAXLER, M. Plausibility and verb subcategorization in temporarily ambiguous sentences : Evidence from self-paced reading. Journal of Psycholinguistic Research. 2005, 34, 1, 1-30
  • TRUESWELL, J. C. Semantic influences on parsing : Use of thematic role information in syntactic ambiguity resolution. Journal of Memory and Language. 1994, 33, 285-318
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