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J-GLOBAL ID：201002237209212873   整理番号：10A0589438

FtsY-脂質相互作用の多様性

The Diversity of FtsY-Lipid Interactions

著者 (6件)： REINAU M.E. (Aalborg Univ., Aalborg) ,  THOGERSEN I.B. (Univ. Aarhus, Aarhus) ,  ENGHILD J.J. (Univ. Aarhus, Aarhus) ,  NIELSEN K.L. (Aalborg Univ., Aalborg) ,  OTZEN D.E. (Aalborg Univ., Aalborg) ,  OTZEN D.E. (Univ. Aarhus, Aarhus)
資料名： Biopolymers  (Biopolymers)
巻： 93  号： 7  ページ： 595-606  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： C0766A  ISSN： 0006-3525  CODEN： BIPMAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細菌のシグナル認識粒子(SRP)受容体であるFtsYは,細菌内膜への出現期ポリペプチド鎖への標的化のため,SRPのFfhと複合体を形成する。本研究では,脂質小胞結合がポリペプチド鎖分解の部分的保護を誘導し,脂質の種類に依存性に異なる二次構造の変化を起こすことを明らかにした。脂質結合はFtsYの安定性を変化させていた。FtsYの熱変性は60°Cおよび90°Cで発生する二つの遷移を示した。60°Cと90°Cの間に蓄積する中間体は大腸菌脂質への結合時に誘導される状態に共通な構造的特徴を有していた。大腸菌脂質は70°C付近で1回の遷移のみを示し,陰イオン性脂質は効果が無かったが,リゾ脂質は協調的変性を完全に除去した。脂質相互作用にはFtsYのN末端領域が重要だった。これらの結果は脂質環境がFtsYの特性に影響することを示す。

シソーラス用語： 大腸菌 ,  *細菌タンパク質 ,  シグナル認識粒子 ,  *膜受容体 ,  膜タンパク質 ,  小胞 ,  *膜脂質 ,  熱変性 ,  リゾリン脂質 ,  円偏光二色スペクトル ,  熱安定性 ,  タンパク質分解 ,  反応中間体 ,  配座転移
準シソーラス用語： *FtsY蛋白質 ,  *SRP受容体 ,  脂質小胞

分類 (2件)： 生体膜一般  (EF04010G) ,  微生物の生化学  (EG03020N)

タイトルに関連する用語 (4件)： FtsY ,  脂質 ,  相互作用 ,  多様性