文献

J-GLOBAL ID：201002237211637610   整理番号：10A0602620

精製した成分からの外膜蛋白質集合体の再構成

Reconstitution of Outer Membrane Protein Assembly from Purified Components

著者 (4件)： HAGAN Christine L. (Harvard Univ., MA, USA) ,  KIM Seokhee (Harvard Univ., MA, USA) ,  KAHNE Daniel (Harvard Univ., MA, USA) ,  KAHNE Daniel (Harvard Medical School, MA, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 328  号： 5980  ページ： 890-892  発行年： 2010年05月14日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： グラム陰性細菌の外膜及び高次真核生物のミトコンドリアと葉緑体は,βバレル構造の蛋白質を含み,多様蛋白質機構により対応する膜で集合する。今回,βバレル蛋白質がどのように膜内に集合するかを検討するため,大腸菌の外膜蛋白質(OMP)-折畳機構を構成する蛋白質を精製し,これを用いて再構成系を確立し,この機構の活性を調べた。亜複合体βバレル集合機構(Bam)ABとBamCDEを別々に発現させ,完全な複合体を再構成した。再構成複合体は天然複合体と一致した。精製したBam複合体をリポソームに結合し,βバレル外膜プロテアーゼOmpTをもつ基質OMPを用い,プロテオリポソームのOMP集合体を検討した。OmpT活性は,周囲質シャペロンSurAとBam複合体存在下で増大した。さらに検討し,この蛋白質集合体は,エネルギー源なしで起こるが,多様蛋白質集合複合体に加え可溶性シャペロンを必要とすると結論した。

シソーラス用語： *外膜タンパク質 ,  *分子集合体 ,  大腸菌 ,  折畳み構造 ,  タンパク質複合体 ,  *リポソーム ,  プロテイナーゼ ,  プロテオリポソーム ,  シャペロンタンパク質 ,  再構成 ,  *生体膜 ,  ミトコンドリア
準シソーラス用語： BamAB ,  BamCDE ,  SurA ,  バレル構造 ,  *外膜 ,  OmpT

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  生体膜一般  (EF04010G)

タイトルに関連する用語 (4件)： 精製 ,  外膜蛋白質 ,  集合体 ,  再構成