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J-GLOBAL ID:201002237287407885   整理番号:10A0025729

有機ラジカル磁石,BBDTA・InCl4におけるスピン-Peierls転移に及ぼす静水圧及び一軸歪の効果

Effects of Hydrostatic Pressure and Uniaxial Strain on Spin-Peierls Transition in an Organic Radical Magnet, BBDTA InCl4
著者 (8件):
資料名:
巻: 78  号: 12  ページ: 124705.1-124705.7  発行年: 2009年12月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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有機ラジカル磁石,ベンゾール[1,2-d:4,5-d′]ビス[1,3,2]ジチアゾール(BBDTA)・InCl4のスピン-Peierls(SP)転移に及ぼす静水圧及び一軸歪の効果を研究した。それは,そのc-軸に沿った一次元座標高分子構造をもち,そのSP転移は108Kにおいて起こった。SP転移温度TSPは10kbarの静水圧において99Kまで低下し,他方,それは,8kbarのc-軸に沿った一軸歪において132Kへ上昇した。これらの二つの条件下におけるTSPの圧力依存性を,二つのパラメータ,すなわち,式TSP=1.6ηJ/kBによりTSPに関係している,鎖間相互作用2J/kB及び有効スピン-格子結合パラメータηを評価することにより議論した。周囲圧力下において,この材料のa-及びc-軸は,温度の低下と共に,単調に短くなり,b-軸はTSP以下で長くなった。本研究において,ηと格子定数bにおける変化との間の相関を見出した。2J/kBは,静水圧及び一軸歪の増大と共に増大し,c-軸に沿った収縮が加圧の仕方に依存しないことを示唆した。ηの評価から,TSPの観測された変化を,二つの加圧条件下でのbの変化間の差により説明した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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ポーラロン,電子-フォノン相互作用  ,  電磁石 
物質索引 (1件):
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引用文献 (40件):
  • 1) For review, see, J. W. Bray, L. V. Interrante, I. S. Jacobs, and J. C. Bonner: in Extended Linear Chain Compounds, ed. J. S. Miller (Plenum Press, London, 1983) Vol. 3.
  • 2) S. Inagaki and H. Fukuyama: J. Phys. Soc. Jpn. 52 (1983) 2504.
  • 3) S. Inagaki and H. Fukuyama: J. Phys. Soc. Jpn. 52 (1983) 3620.
  • 4) H. Fukuyama, T. Tanimoto, and M. Saito: J. Phys. Soc. Jpn. 65 (1996) 1182.
  • 5) M. C. Cross and D. S. Fisher: Phys. Rev. B 19 (1979) 402.
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