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J-GLOBAL ID:201002237329507710   整理番号:10A1095659

ボツリヌス神経毒素血清型Dの受容体結合ドメインの構造分析

Structural analysis of the receptor binding domain of botulinum neurotoxin serotype D
著者 (5件):
資料名:
巻: 401  号:ページ: 498-503  発行年: 2010年10月29日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ボツリヌス神経毒素(BoNT)は,知られている最も毒性の高い蛋白質である。血清型A,B,E,FとGに対する神経細胞へのエントリー機構は,良く理解されている二重受容体(蛋白質とガングリオシド)過程が関わるが,血清型CとDに対するエントリー機構は,不明のままである。BoNT/Dが神経細胞にどのように入るかの構造的見方を得るため,この血清型(BoNT/D-HCR)に対する受容体結合ドメイン(S863-E1276)の結晶構造を,1.65Åの解像度で決定した。BoNT/D-HCRは,他の既知BoNT HCRで観察されるのと同様な全体の折り畳みを示したが,何種類かの構造的な違いが存在した。これら構造的違いは,推定される受容体結合部位またはその付近に局在し,BoNT/D宿主選択に関わる。推定される蛋白質受容体結合ポケットの両側に局在する,2種類のループ,S1195-I1204とK1236-N1244は,BoNT/BとGの結晶構造の相当する残基と比較して>10Å移動していた。BoNT/B蛋白質受容体,シナプトタグミンIIをBoNT/D-HCR構造にモデル化すると,明らかな不調和が推定される蛋白質受容体結合部位で観察された。ガングリオシド結合部位は,BoNT/D-HCRで明確に同定されていないが,別のBoNT血清型HCRドメインと似た局在性での浅い空洞が,膜結合に適合する特徴を有するBoNT/D-HCRで観察された。推定される受容体結合部位,K1236-N1244付近のループ部分は,疎水性で,溶媒に露出しており,直接膜脂質を結合する。BoNT/D-HCRを用いたリポソーム結合実験は,この膜脂質がホスファチジールエタノールアミンであることを示す。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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細胞膜の受容体  ,  分子構造 
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