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J-GLOBAL ID：201002237512328752   整理番号：10A0564564

アフリカツメガエルにおいてダイカルシンは卵膜において糖蛋白質との結合を介して受精を阻害する

Dicalcin Inhibits Fertilization through Its Binding to a Glycoprotein in the Egg Envelope in Xenopus laevis

著者 (6件)： MIWA Naofumi (Toho Univ., Tokyo) ,  OGAWA Motoyuki (Kitasato Univ., Kanagawa) ,  SHINMYO Yukiko (Osaka Univ., Osaka) ,  HIRAOKA Yoshiki (Keio Univ., Tokyo, JPN) ,  TAKAMATSU Ken (Toho Univ., Tokyo) ,  KAWAMURA Satoru (Osaka Univ., Osaka)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 20  ページ： 15627-15636  発行年： 2010年05月14日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： S100蛋白質に類似したカルシウム結合性ダイカルシンの受精における機能をXenopus laevis卵子のウェスタンブロット解析と精子結合アッセイなどで調べた。卵膜(ビテリン膜)成分ダイカルシンは精子と卵の融合を阻害し,特異抗体とのプレインキュベーでin vitro受精率は増大した。外来性のダイカルシンは精子と卵の結合やビテリン膜蛋白質層を経由する精子の侵入と同様に受精も阻害した。ダイカルシンはビテリン膜を構成する蛋白質コアであるgp41やgp37とカルシウムイオン依存的に結合した。in vivoではレクチンとgp41の結合能や外部環境へgp41の暴露が増加し,レクチンやRicinus communisアグルチンIとの反応性が高まったことを示した。これらの結果は,ダイカルシンがgp41コアとの結合を介してビテリン膜内のオリゴ糖の分布を調節することを示唆する。

シソーラス用語： アフリカツメガエル ,  卵構成体 ,  卵タンパク質 ,  *カルシウム結合タンパク質 ,  膜タンパク質 ,  タンパク質結合 ,  膜糖タンパク質 ,  *先体反応 ,  *卵膜 ,  ピパ科
準シソーラス用語： *ダイカルシン

分類 (1件)： 生殖生理一般  (EJ15010E)

タイトルに関連する用語 (5件)： アフリカツメガエル ,  卵膜 ,  糖蛋白質 ,  受精 ,  阻害