文献
J-GLOBAL ID:201002237765801187   整理番号:10A0711677

準等温条件下の接触分析によるカーボンナノチューブの結晶品質の評価

Crystalline Quality Evaluation of Carbon Nanotubes by Kinetic Analysis in Quasi-Isothermal Conditions
著者 (5件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 1925-1931  発行年: 2010年06月21日 
JST資料番号: W1265A  ISSN: 1439-4235  CODEN: CPCHFT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
カーボンナノチューブ(CNTs)は最も興味を引く多用途ナノ物質であり,多数調製法の内で触媒化学蒸着(CCVD)が低価格,高収率の基本的条件に適合する。成長したCNTsの結晶完成度は微小Raman分光法(MRS),また熱安定性は示差重量損失曲線のピーク温度位置で通常評価される。CNTの燃焼温度は構造欠陥の増加側へ低下し,酸素への局所反応性が増加するため,高い酸化抵抗性は高い結晶品質の指標となる。熱安定性を示す熱重量分析曲線にはチューブ直径,酸化触媒の残存金属粒子も影響する。ここでは,多層カーボンナノチューブ(MWCNTs)の酸化過程を対象とし,示差重量損失曲線解析および準等温条件下の速度論的解析による結果を議論した。イソブタンCCVDによる合成品2種(Fe触媒の担体アルミナ,モンモリロナイト)と市販品1種について,形態,サイズ,結晶品質をSEMおよびTEM観察,TG分析,MRS各法により評価した。結晶品質は,TG曲線のピーク温度位置から決定した結果と比較して,酸化反応の速度論的解析による見かけ活性化エネルギーEAからよく評価されることを示した。このことは,EAとMRSによるG′/Dバンド強度比とのよい相関性で証明され,全体結晶品質の指標として広く認められる。他方,G′/D強度比とピーク温度位置には明瞭な依存性が見られない。これらの結論は,実験室的合成品,市販品多数の検討に基づいて出された。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
炭素とその化合物  ,  その他の無機化合物の結晶構造  ,  非金属のその他の熱的性質  ,  不均一系触媒反応 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る