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J-GLOBAL ID：201002237772229456   整理番号：10A1617281

覆土膜構造を有する廃棄物埋立地の水分移動に関する研究

Study on Moisture Movement in Solid Waste Landfill with Cover Soil Layers

著者 (5件)： 島岡隆行 (九大 大学院工学研究院) ,  小宮哲平 (九大 大学院工学研究院 循環型社会システム工学研究セ) ,  小宮直子 (九大 大学院工学府) ,  宮脇健太郎 (明星大 理工) ,  花嶋正孝 (福岡県環境保全公社 リサイクル総合研究セ)
資料名： 廃棄物資源循環学会論文誌  (Journal of the Japan Society of Material Cycles and Waste Management)
巻： 21  号： 2  ページ： 67-76  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： L1596A  ISSN： 1883-5856  CODEN： HSJGCW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,セル工法の採用により埋立廃棄物が即日覆土で囲まれた「覆土膜構造」を有する廃棄物埋立地における水分移動現象を明らかにすることを目的に,覆土を施工した二次元大型埋立模型槽を用いて自然降雨による長期浸透実験および人工降雨による短期浸透実験を行った。また,不飽和浸透流解析により,覆土層の傾斜角度や配置が廃棄物埋立地の雨水浸透に及ぼす影響について検討した。セル工法で覆土を施工した場合,傾斜した覆土層が存在し,覆土層の下の廃棄物層へは雨水が浸透しにくく,廃棄物層内で水分移動の偏りが生じること,覆土層の傾斜角度が小さいほど雨水浸透の偏りが緩和されることが確認された。また,埋立廃棄物が成層していく場合,各層の覆土傾斜部の水平位置がずれることによって,雨水浸透の偏りが緩和されることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 廃棄物処分施設 ,  *人工バリア ,  埋立地 ,  *土壌水分移動 ,  雨水 ,  湿性沈降 ,  細孔内拡散 ,  流動解析 ,  浸透流 ,  地下水流 ,  人工降雨 ,  ライシメータ ,  浸透水 ,  傾斜角 ,  水文解析
準シソーラス用語： 浸透流解析 ,  不飽和流 ,  *覆土

分類 (3件)： ごみ処理  (SC05030O) ,  不均質流  (BC02060J) ,  地下水学  (DC07040Y)

引用文献 (10件)：

• 1) W.A. Straub and D.R. Lynch : Models of Landfill Leaching : Moisture Flow and Inorganic Strength, Journal of Environmental Engineering Division, ASCE, Vol.108, No.223, pp.231-250 (1982)
• 2) G.P. Korfiatis, A.C. Demetracopoulos, L. Bourodimos and E.G. Nawy : Moisture Transport in A Solid Waste Column, Journal of Environmental Engineering Division, ASCE, Vol.110, No.4, pp.780-796 (1984)
• 3) A.C. Demetracopoulos, L. Sehayek and H. Erdogan : Modeling Leachate Production from Municipal Landfills, Journal of Environmental Engineering Division, ASCE, Vol.112, No.5, pp.849-866 (1986)
• 4) (社)土木学会環境工学委員会:環境工学公式・モデル・数値集,土木学会,p.204 (2004)
• 5) 田中信寿,松藤敏彦:廃棄物埋立層における不飽和水分移動特性とその測定法に関する研究,廃棄物学会論文誌,第4巻,第3号,pp.107-115 (1993)

タイトルに関連する用語 (5件)： 覆土 ,  膜構造 ,  廃棄物埋立地 ,  水分移動 ,  研究