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J-GLOBAL ID:201002237772347319   整理番号:10A0580700

ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γのリガンドであるロシグリタゾンによるB型肝炎ウイルスに対するin vitroでの阻害効果

Inhibitory effect on hepatitis B virus in vitro by a peroxisome proliferator-activated receptor-γ ligand, rosiglitazone
著者 (9件):
資料名:
巻: 396  号:ページ: 508-514  発行年: 2010年05月28日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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B型肝炎ウイルス(HBV)の慢性感染はヌクレオチ(シ)ドアナログまたはインターフェロンαにより現在統制されるが,HBV感染の制御は未だ臨床上の挑戦であり続けている。ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)はリガンド活性化転写因子であり,ブドウ糖や脂質の代謝,免疫反応,そして炎症において役割を果たす。本研究では,PPARαのリガンドであるベザフィブレートやPPARγのリガンドであるロシグリタゾンを用いて,HBV複製に対するPPARリガンドの抑制的効果をin vitroで調べた。その効果を1.3倍のHBVゲノムを含むプラスミドを形質移入したHepG2細胞で調べた。ベザフィブレートはHBV複製に対し効果を示さない一方,ロシグリタゾンはHBV DNA,B型肝炎表面抗原,そして培養上清中のB型肝炎e抗原の量を減じた。サザンブロット解析は細胞におけるHBVの複製中間体も阻害されることを示した。PPARγの拮抗薬であるGW9662はHBVに対するロシグリタゾンの抑制効果を減じることを確認した。さらに,ロシグリタゾンはラミブジンまたはインターフェロンα-2bと共にHBV複製に対する相乗的効果を示した。結論として,本研究はロシグリタゾンがin vitroでHBVの複製を阻害することを示し,ロシグリタゾンとヌクレオチ(シ)ドアナログまたはインターフェロンの併用療法が慢性HBV感染のための治療上の選択肢でありうることを示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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抗ウイルス薬の基礎研究 

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