抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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爪木崎から須崎港に伸びる海岸遊歩道沿いで観察できる白浜層群を概説し,10ポイントで観察される事象,新発見のマンガン鉱床の位置,伊豆石の採掘跡などを詳述した。瓜木崎周辺ではやや緑化した凝灰岩,安山岩を主体としたハイアロクラスタイトの二次堆積物,及び黒色の普通輝石安山岩のラバーローブが分布する。俵磯の安山岩には発達した柱状節理が見られ,凝灰岩との接点にペペライトが観察されることから,同時期の活動の可能性を示す。この安山岩は遊歩道域外の須崎で観察される柱状節理に発達した貫入岩と同様のものであり,ハイアロクラスタイトに変化していく安山岩と考えられる。浅海において,未固結の凝灰岩に安山岩質の海底火山活動によってラバーローブやハイアロクラスタイトが形成された環境が考えられる。