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J-GLOBAL ID：201002237954081128   整理番号：10A0168382

トヨタ生産方式の盲点

著者 (1件)： 黒川文子 (独協大 情報セ)
資料名： 情報科学研究(草加)  (Dokkyo Studies in Data Processing and Computer Science)
号： 27  ページ： 25-36  発行年： 2010年01月29日 
JST資料番号： L1030A  ISSN： 0288-3600  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トヨタ生産方式は,世界で最も効率的な生産方式と認められており,自動車産業だけでなく他の産業においても生産方式のベスト・プラクティスとして学習の対象となってきた。しかし,実際に売上高に占める製造原価の比率を見ると,近年,ホンダの方が効率的であることが把握された。トヨタの売上利益率がホンダよりも高いのは,実はトヨタの販売システムが効率的であることが寄与していた。トヨタがホンダに売上製造原価率で劣勢に立つ理由を,3つの論点から分析した。それは,「間接経費の問題」,「製造品質の問題」,「系列の逆機能」である。近年,トヨタの北米市場での成功が,トヨタの大型車,高級車志向を助長させ,製造原価や製造品質を経営上,下位概念化してしまったと思われる。(著者抄録)

シソーラス用語： 比率 ,  *製造原価 ,  *利益 ,  原価 ,  品質 ,  関連会社 ,  *自動車工業 ,  企業 ,  *生産システム
準シソーラス用語： トヨタ ,  *トヨタ生産方式 ,  ホンダ ,  間接経費 ,  系列会社 ,  経営指標 ,  製造品質 ,  売上 ,  *売上製造原価率 ,  売上利益率

分類 (4件)： 原価管理一般  (KA05010E) ,  自動車・自動車工業一般  (QG01000P) ,  経営工学一般  (KA01010C) ,  生産形態  (KB03020E)

タイトルに関連する用語 (2件)： トヨタ生産方式 ,  盲点