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J-GLOBAL ID：201002237960102404   整理番号：10A0172428

今後の治山が目指す方向

著者 (1件)： 石川芳治 (東京農工大 大学院共生科学技術研究院)
資料名： 水利科学  (Water Science)
巻： 53  号： 6  ページ： 1-10  発行年： 2010年02月01日 
JST資料番号： S0371B  ISSN： 0039-4858  CODEN： SURKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本の国土の67%が森林であり今後の治山が目指す方向を考察する。今後の治山には長期的視点が必要で,自然再生や山地流域環境保全,地球環境保全など森林の有する機能を治山計画に強く反映させる必要がある。シカやイノシシなどの食圧による下層植生の衰退への対処,河川上流域での流木捕捉による流木災害への対応,間伐材の利用促進による地球温暖化対応,地震・火山噴火による天然ダムの決壊防止,住民市民の保全ボランティア参加などが重要である。

シソーラス用語： *治山 ,  *森林 ,  *環境保全 ,  市民参加 ,  木材 ,  火山活動 ,  食性
準シソーラス用語： 摂食圧 ,  流木

分類 (1件)： 一般,砂防工学  (RC12010B)

引用文献 (16件)：

• 林野庁監修 (1999) 治山技術基準解説: 総則・山地治山編, 355pp.
• 太田猛彦 (2008) 森林の変遷と現在の森林“荒廃”, 水利科学No.304: 3-26
• 野々田稔郎 (2009) 森林政策の現状と森林管理, 人工林荒廃と水・土砂流出の実態 (恩田裕一編), 岩波書店, 170-200
• 服部重昭, 阿部敏夫, 小林忠一, 玉井幸治 (1992) 林床被覆がヒノキ人工林の浸食防止に及ぼす影響, 森林総研研報, No.362, 1-34
• 北原曜, 金栄麒 (2009) 人工林斜面の土壌侵食, 人工林荒廃と水・土砂流出の実態 (恩田裕一編), 岩波書店, 134-142

タイトルに関連する用語 (1件)： 治山