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J-GLOBAL ID:201002238026419564   整理番号:10A0677396

鉱石含有大陸火成岩背景におけるタリウム同位体変動:北部チリ,Collahuasi地層

Thallium isotope variations in an ore-bearing continental igneous setting: Collahuasi Formation, northern Chile
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巻: 74  号: 15  ページ: 4405-4416  発行年: 2010年08月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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北部チリの中央アンデスのコジャワシ(Collahuasi)層における斑岩銅鉱床近辺からの一連の36の貫入および噴出火成岩の新たなTl同位体組成と濃度のデータを紹介した。Tlは高度な不適合元素であり,バルクケイ酸塩アースTlバジェットの大きな部分であるため,大陸クラストに残留しているものと期待されているが,大陸岩石のTl同位体体系学は現在のところ未発達である。試料はTl濃度が0.1から3.2μg/gと1桁以上変動することを示しているが,ε205Tlは-5.1と+0.1の間にある(ε205Tlは205Tl/203Tl同位体比の104当たりの個数における標準からの偏差)。この変異は,一義的には,Tlの交代変成輸送,および,小さいがしかし重要なTl同位体効果を伴うTl胚胎鉱物の形成と分解などを含めた熱編成プロセスの結果であると考えられる。Tlの存在度はKとPb濃度とすぐれた相関関係を示したが,Cuとは共-変動関係を示さなかった。このことは,コジャワシ層の大陸クラストにおいては,Tlがほんの限られた親銅親和力しか示ないが,一義的にTl+のK+胚胎相への分割により支配される分布を有する親石元素として挙動することを示している。熱水システムの縁部に由来するプロピライト変質作用の特徴を有するコジャワシの試料は,平均して,より中央のセリサイトおよび粘土変質作用帯からの岩石より若干軽Tl同位体組成を有していた。この小さいが重要な相違は,同位体的に重いTlを,セリサイトおよび粘土変成作用中に形成された白雲母や粘土のような変質層に優先的に保持していることを反映している可能性が高い。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
金属鉱床  ,  鉱床成因論  ,  火山地質学一般  ,  同位体地質学 

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