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J-GLOBAL ID：201002238077664849   整理番号：10A1123678

窯業原料調査(その5)(与那国島地域)

著者 (5件)： 赤嶺公一 (沖縄県工技セ) ,  中村英二郎 (沖縄県工技セ) ,  宮城雄二 (沖縄県工技セ) ,  花城可英 (沖縄県工技セ) ,  與座範弘 (沖縄県工技セ)
資料名： 沖縄県工業技術センター研究報告  (Bulletin of Okinawa Industrial Technology Center)
号： 12  ページ： 37-41  発行年： 2010年09月 
JST資料番号： L1935B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 窯業原料の安定確保のために,沖縄県工業技術センターが平成18年度から原料調査を行っているが,本報では与那国島地域の未調査およびすでに利用されている地点(合計21地点)で試料採取を行い,各種分析を行い,窯業原料としての基礎特性を明らかにした。試料は手ぐわ,ハンマー,スコップで採取した。表層を取除き,草木の混入を極力避けた。強熱減量,エネルギー分散型蛍光X線分析による化学組成の半定量分析,X線回折分析による鉱物組成を測定した。熱重量分析,呈色反応,耐火性を評価し,窯業原料への有用性を判定した。得られた結果は,1)今回最も高い耐火度を有する粘土は八重山層群(久部良岳層,比川層)あたりの地点の粘土で,耐火度はSK20+であり,2)久部良岳のふもとの灰白色の粘土は耐火度がSK20+あり,強熱後の呈色も灰白色であるため,白化粧用粘土として使用できる可能性があることを明らかにした。

シソーラス用語： *窯業原料 ,  *地質調査 ,  *沖縄県 ,  試料採取 ,  重量損失 ,  エネルギー分散蛍光X線分析 ,  化学組成 ,  X線回折分析 ,  鉱物組成 ,  熱重量分析 ,  耐火性 ,  色相 ,  粘土 ,  石英 ,  長石 ,  化粧煉瓦
準シソーラス用語： 強熱減量 ,  八重山諸島 ,  *与那国島

分類 (2件)： 窯業一般  (YC01010W) ,  セラミック材料試験  (HB04000M)

引用文献 (7件)：

• 矢崎清貫, 地域地質研究報告5万分の1図福宮古島 (19) 第7号与那国島の地質 (1981)
• 沖縄県, 士地分類基本調査図 (表層地質図), 与那国島 (1987)
• 花城可英, 新里美須々, 中村英二郎, 沖縄県工業技術センター研究報告, 9, 107-110(2007)
• 小山正忠, 竹原秀雄編著,「新版標準土色帖」, 日本色研事業 (2006)
• JIS R 2204耐火物及び耐火物原料の耐火度試験方法 (1999)

タイトルに関連する用語 (4件)： 窯業原料 ,  調査 ,  与那国島 ,  地域