抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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エンジン点火を中心に最新の高輝度マイクロチップレーザの一連の研究を紹介した。1)受動Qスイッチ法の原理,出力エネルギー増大方法,実験結果,2)マイクロ共振器由来のジャイアントパルス光が,高効率波長変換や良好な金属加工も望めるまでに高輝度化されていること,3)レーザブレイクダウン点火の過程,実用的な点火用レーザ光源として,数100ps領域のパルス幅が適していること,短い共振器によるQスイッチ型マイクロチップレーザが点火に大変適していること,を説明した。次いで,燃料ガスとしてプロパンを用い,試作した小型高輝度受動Qスイッチマイクロチップレーザを用いた場合とプラグを用いた場合との燃焼比較実験を説明し,試作したマイクロチップレーザのエンジン点火用光源としての実用性と優位性を確認した。また,従来のスパークプラグに比べて約1/4の点火エネルギーでもプラグと同程度のエンジン着火が可能であることを実証した。