懸濁マラチオンとクロルピリホス粒子の不均一オゾン処理

MENG Junwang; YANG Bo; ZHANG Yang; DONG Xinyu; SHU Jinian

文献

J-GLOBAL ID：201002238170620193 整理番号：10A0290709

懸濁マラチオンとクロルピリホス粒子の不均一オゾン処理

Heterogeneous ozonation of suspended malathion and chlorpyrifos particles

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資料名：
巻： 79 号： 4 ページ： 394-400 発行年： 2010年04月
JST資料番号： E0843A ISSN： 0045-6535 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

懸濁マラチオンとクロルピリホス粒子の不均一オゾン処理を,真空紫外線光イオン化エーロゾル飛行時間質量分析(VUV-ATOFMS)を用いて実時間で研究した。径が数百ナノメータの殺虫剤粒子を,核としてアゼライン酸を用いた均一核形成法で発生させた。この反応をそれぞれ大気圧(1atm)と室温(298K)のエーロゾル反応容器で行った。マラチオンとクロルピリホスの固相オゾン処理生成物の飛行時間質量スペクトルを得た。質量スペクトルを割当,マラチオン粒子の主なオゾン処理生成物が,チオリン酸S-[1,2-ビス(エトキシカルボニル)エチル]O,O-ジメチル(マラオキソン),2-メルカプト-こはく酸ジエチルエステル,1,2-ジカルベトキシエチル-ジメトキシホスフィニルジスルフィドとビス(1,2,-ビス-エトキシカルボニル-エチル)ジスルフィドであることを明らかにした。実験結果は,水蒸気がマラオキソン,2-メルカプト-こはく酸ジエチルエステルとビス(1,2,-ビス-エトキシカルボニルエチル)ジスルフィドの生成を促進できることを明らかにした。クロロピリホスの場合では,観測した単一オゾン処理生成物は,3,5,6-トリクロロ-2-ピリジル-ジエチルホスフェイト(クロルピリホスオキソン)であった。マラチオンとクロルピリホス粒子の不均一オゾン処理の反応経路を提示した。オゾン反応でのマラチオンとクロルピリホス粒子の大気中の寿命を,得られた時間依存性質量分析的信号を基に予測した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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農薬 , 粒状物調査測定

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