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J-GLOBAL ID:201002238301094948   整理番号:10A0966174

空間的に識別された半揮発性有機汚染物質のエミッションについての空気試料採取サイトの近接性を定量するための3法

Three methods for quantifying proximity of air sampling sites to spatially resolved emissions of semi-volatile organic contaminants
著者 (9件):
資料名:
巻: 44  号: 35  ページ: 4380-4387  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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パッシブサンプラによって,多数の試料採取サイトにおける半揮発性有機汚染物質(SVOC)の長期的な大気中の平均濃度を測定することが可能になっている。そのような測定網の結果を利用して長距離輸送の経験的な尺度を誘導するためには,空間的に分布したエミッションへの大気採取サイトの近接性を定量的に表現する方法が必要である。この研究では,エミッションへの近接性を定量化する,段階的に複雑さを増す3つの手法を提案する。「静的」法では試料採取サイトは同一の1°×1°の緯度×経度のセル内で発生するエミッションのみによって影響を受ける,と仮定する。「分散」法では,これに加えて,隣接するセルからのエミッションの影響を,そのセルの中心から採取サイトを含むセルの中心までの距離による荷重補正を行って加算して考慮する。「気流」法ではそれぞれのセルからのエミッションと,採取サイトに到達する気流がそれぞれのセルを通過する確率とを組み合わせてエミッションへの近接性を定量化する。この確率はそれぞれの採取サイトについて,多数の気団後方流跡線を集積して計算する。これらの新しい近接性の尺度は全球大気輸送モデルから誘導される「遠隔性指数RI」と対比される。これら4つの方法を用いて全球大気パッシブサンプリング(GAPS)研究の採取サイトの全球的な多環芳香族炭化水素(PAH)エミッションへの近接性を定量化した。近接性の尺度は,主として沿岸地区で見られるような,あるいは山岳の麓で見られるような人口勾配が急峻な場所の近くに位置しているサイトにおいて際立って異なる結果を生み出している。分散法からは劇的に低減した計算電力と入力データを用いて,気流法と極めて類似した結果が得られるが,風に強い方向性がある場所では気流法が必要かもしれない。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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気圏環境汚染  ,  研究開発  ,  対流圏・成層圏の地球化学 

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