抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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J.R.Pettaらは,半導体ドット上で2個の電子のスピン自由度に対してビーム分裂と干渉測定を証明した。Pettaらが証明したビームスプリッターでは,電子が取る経路は主としてそれらの空間位置によってではなく,むしろ電子のスピンおよびエネルギーにより識別される。彼らはドット間に電子を混ぜるために外部エネルギーを用いてエネルギーバイアスを制御した。ビーム分裂には三重項状態の生成を要求するが,スピン保存のために三重項状態を利用できないように見える。しかし,核スピンと電子スピン間の超微細相互作用を介して核スピンが作用し,一重項状態と三重項状態を結合する。Pettaらの二重ドット系で変わっている点は材料中の核スピンの役割である。核スピンは電子状態の発展を制御するのに役立つ。