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J-GLOBAL ID:201002238356327313   整理番号:10A1108316

酸化ストレスによる網膜における解糖の阻害:ピルビン酸による防止

Inhibition of glycolysis in the retina by oxidative stress: prevention by pyruvate
著者 (3件):
資料名:
巻: 343  号: 1-2  ページ: 101-105  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: C0452B  ISSN: 0300-8177  CODEN: MCBIB8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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酸素の眼球内産生は白内障,網膜変性症などの視覚障害疾患の病因で重要な役割を果たす。以前の研究でピルビン酸がこのような酸化ストレスを阻害できることを示したので,活性酸素が組織代謝にも悪影響を与えていることが考えられた。本研究で,ピルビン酸の効果が解糖系維持に及ぶかどうかを解析した。キサンチンオキシダーゼ(XO)なしの基礎培地で網膜により産生される過酸化水素は,ピルビン酸の有無によらず1.63μモル/mg蛋白質であり,XOを添加すると0.75μモル/mg蛋白質に減少した。ピルビン酸(10mM)を添加すると,この阻害消失に有効であり,過酸化水素量は1.7μモル/mg蛋白質であった。基礎培地での乳酸量はピルビン酸なし,あり条件下それぞれ8.5mM,9.4mMであり,活性酸素存在下では3.5mMに減少した。この減少は網膜をピルビン酸と処理すると抑制された。NAD+/NADH比及び乳酸/ピルビン酸比の解析を含め,ピルビン酸は網膜における解糖の活性酸素誘導阻害抑制に効果的であると結論した。
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分類 (2件):
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代謝一般  ,  視覚 
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