抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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翻訳後修飾の一つであるSUMO化は蛋白質機能の重要な制御因子であり,ユビキチン経路に類似したリガーゼカスケードにより特異的な標的蛋白質のリジン残基の修飾である。SUMOのパラログは1~4まであり,UBL1,PIC1,セントリン,GMP1などとしても明らかにされている。SUMOの基質となる標的蛋白質の同定数は増加しているが,SUMO化がその個々の蛋白質及び機能発現にどのように必要なのかは明らかになっていない。ユビキチン経路と比較して,SUMO連結に関与する成分についての知見は少なく,E1,2,3リガーゼを含むSUMO化過程は研究途上である。SUMO化経路と他の翻訳後修飾との関連,SUMO化を制御する機構についての最新の知見を概説する。