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J-GLOBAL ID：201002238397846929   整理番号：10A0153086

アルカリ前処理および酸素漂白を用いた木質系バイオマスを原料としたバイオエタノール生産

著者 (3件)： 池田努 (森林総合研) ,  野尻昌信 (森林総合研) ,  眞柄謙吾 (森林総合研)
資料名： バイオマス科学会議発表論文集
巻： 5th  ページ： 84-85  発行年： 2010年01月20日 
JST資料番号： L6019A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルカリ前処理は木質バイオマスなど直接酵素糖化を行うことが困難な場合に行われる。この処理はパルプ化の工程に近く,製紙工場の設備を流用することが可能で,しかもこの際リグニンの利用などで環境負荷が低いバイオエタノール生産を実現できる可能性がある。しかし原価低減のためにはこの前処理工程で得られた生成物を,より少ない酵素量で糖化を進めながら高い単糖類収率を得る必要がある。本研究はアルカリ前処理に酵素漂白を組み合わせた処理を行い,酵素糖化の改善を試みた。スギチップを用いて容積4Lのオートクレーブでアルカリ処理を行い,またこれに反応容器温度が90°Cに達した時点で酵素を加えて酵素漂白を行い,結果を比較した。アルカリ処理後に酵素漂白を行うことによりリグニン量がより少ないパルプを得ることが出来た。酵素糖化による評価でアルカリ前処理のない試料で常に単糖類収率が低かった。

シソーラス用語： *アルカリ処理 ,  *前処理 ,  *酸素漂白 ,  *バイオマス ,  *木質材料 ,  脂肪族アルコール ,  生物燃料 ,  *添加物効果 ,  リグニン ,  *酵素的分解 ,  *糖化 ,  *スギ材 ,  *木材チップ ,  オートクレーブ ,  単糖類 ,  製紙工業 ,  製紙用パルプ ,  原価低減 ,  研究 ,  プロセス解析 ,  *木質バイオマス
準シソーラス用語： バイオエタノール ,  *酵素糖化 ,  比較研究

分類 (2件)： 木材化学  (FF05040V) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

タイトルに関連する用語 (6件)： アルカリ ,  前処理 ,  酸素漂白 ,  木質系バイオマス ,  原料 ,  バイオエタノール